トップページピンのおはなしExtra Report 09_03
Extra Report 09_03.【ラプチャーV2ドライバー、早速打ってみました。】
18日の会社訪問を済ませた後は宿を取り、翌日の試打会に備えます。
涼しい北海道から来ているので、暑さに耐えられるかちょっと心配ですが…^^;
ちなみに今回の試打会は東京都多摩市のゴルフコースで行われました。
普段は日本に在住している米軍の方が使われるコースで、
一般の方が入れることはあまり無いようです(・・;)。
なんとなく、ピンはやっぱりアメリカのメーカーなんだなぁ、と感じますよね。
クラブハウス内にはピンオンリーのショップも併設されていてびっくり。
日本では販売されていないタイプのバッグなど、珍しいものが一杯でした。
スタッフの方に試打会場となっているドライビングレンジに案内されて、
ついにラプチャーV2シリーズと初対面です!!!
やはり一番最初に目に飛び込んできたのはラプチャーV2ドライバー。
横から見た時のデザインが初代ラプチャーとは大きく変わっていて、
まるでハイブリッドのように緩やかなスロープを描いたデザインになっています。
最初は新シャフト『TFC 550D S』が装着された9度のドライバーを打っってみました。
何球か打ってみて真っ先に感じたのは、
「球が落ちてくるまでえらい時間がかかるな…」
ということでしょうか。
球の出足(スピード)はそれほど変わっていないようなんですが、
弾道は従来のラプチャー(TFC 570D S装着)に比べ、
少し高くなっているように感じました。
ただ、弾道が高くなると通常は球がフケがちになりますよね?
にもかかわらず、ラプチャーV2の球筋は風の影響を受けづらいのか、
高く上がったまま強い弾道で真っ直ぐ飛んでいきます。
私たちと同じく19日に試打会に訪れた方はご存知かもしれませんが、
当日は「暴風」と言ってもいいような風が吹き荒れていたので(^_^;)、
真っ直ぐ飛んでそのままゆっくり落ちていく弾道が余計に印象的でした。
気になって後ほどスタッフの方から色々と聞いてみたところ、
のだそうです※1。
よって、
『初速に応じた最適な弾道の高さをフィッティングで割り出せれば、
いつまで経っても球が落ちてこないような山なりの弾道が生み出せる』
ということでした。
それでは、「初速に応じた最適な弾道の高さ」とはどういうことでしょうか?
文章だとちょっとわかりにくいので、下に図にしてみました。
いかがでしょうか。
強烈なヘッドスピードと弾道の高さを持つツアープロならともかく、
アベレージゴルファーの方がG10や初代ラプチャー使用時の最適スペックで打つと、
「ランは出るけどキャリーは若干小さくなった?」ということが起きる可能性もあります。
そういった状況を防ぐため、日本オリジナルの新シャフト『TFC 550D』では、
従来の『TFC 570D』に比べ弾道がやや高く出るような設計になっているそうです。
確かにこれなら球がしっかり上がり(新シャフトの機能と低重心化が進んだヘッドの力で)、
ゆるやかな山なりの弾道でキャリーを稼ぎつつ飛距離を出すことが可能になります。
また、この説明を裏付けるきっかけになったのが、
当店の社長は普段ロフトが9度のドライバーを使っているのに、
10.5度のドライバーでの試打を勧められていたということです。
最初は「何でそんなロフトの寝ているスペックを勧めるんだろう?」
と奇妙に思っていたのですが、これは
『それだけ球の上がるロフトでも風に負けず、キャリーを稼ぐことが出来るんです』
という自信からくるものだったんじゃないかなと今は思います。
ちなみにラプチャーV2ドライバーの打感ですが、
カーボンコンポジットではなくなった分、
G10ドライバーのような金属質で弾き感の強いものになっています。
打音もG10に近いものになっているように感じました。
個人的には初代ラプチャーで芯を食った時の打感が大好きだったので、
ちょっと残念な気もしますが、まぁこれは仕方ないですね(笑)。
さて、それでは次のページへどうぞ!どんどん紹介していきますよ〜!