Extra Report 03_08.

『世田谷の直営フィッティングスタジオに行ってみよう!その8』

【フィッティングスタート:ドライバー編】
そして次はドライバーとフェアウェイウッド、ハイブリッドのフィッティングです。
カートバッグには山と積まれたロフト・シャフト・グリップ違いのドライバー。
今回はまず社長の希望ロフトを聞き、その希望ロフト(9度)でシャフトの
異なるものを打ち比べていきました。

キャリーやスピン量は「ベクター」と呼ばれる計測機器で測定。実際に何本も打ってみて感触や飛距離を確かめていく。

ちなみにドライバーのシャフトも非常にラインナップが豊富で、
標準で選べるシャフト(TFC 570DやV2ハイロンチなど)はもちろん、
ディアマナやランバックスなどジャパンワークス仕様のモデルも
思う存分打ち込むことができます。

フィッターのみやさん曰く、
「とりあえずどんどん打ってみて、『これはフィットするな』と
思ったものを選ぶのが一番ですね」

とのこと。確かに^^;

また社長のフィッティング中にこの話を聞いて仰天してしまったのですが、
ピンではユーザーが選択できるオプションシャフトをテストする際に、
必ず新品の「タイトリスト PRO V1」を1000発以上「ピンマン」と呼ばれる
人間のスイングを再現するロボットに打たせてから、
選択可能にするかどうか決定しているそうです。

ピンの秘密兵器「ピンマン」。TV番組でプロと対決したことも(もちろん勝利)。装着できるシャフトはこのピンマンで1000発以上試打してから決定される。

「新品ボールを1000発」!!
しかも1度テストした球は2度と「ピンマン」でのテストには使わないという徹底ぶり。
みやさんによると、ピンUSAの倉庫には「PRO V1」のダンボールが
山のように積んであるそうです。

オプション選択シャフトにすらここまで徹底しているということは、
標準選択シャフトにおけるテストの徹底ぶりたるや…想像するのも恐くなりますね。
そこまでするのがピンのピンたる所以なんでしょうが…それにしても驚きました。

さて、長さやシャフト、グリップの違うドライバーを打ち比べて、
結局社長に一番フィットしたのが
「G10ドライバー 9度 TFC 570D S 長さ-1/2インチ」。

「やっぱりTFCに落ち着きましたね。なんだかんだ言いつつしっくり
くる方が一番多いシャフトなんですよ」とみやさんも納得の面持ち。


【フィッティングスタート:ウッド編】
続いてフェアウェイウッドやハイブリッドのフィッティングもこなしていきます。
基本となる流れはドライバーと同じですが、好み(ロングアイアンが嫌い、など)に
応じてクラブセットを組む必要があるため、番手違い・シャフト違い・グリップ違いの
クラブを次々打っていき、球筋や感触を確かめながら一つ一つ丁寧に決めていきます。

そして、アイアン、ドライバー、フェアウェイウッド、ハイブリッドの
フィッティングが全て終わった頃には、なんと2時間近く経っていました…(^_^;)
社長は赤い書き込みがたくさん付いたフィッティングシートを見て満足顔。

筆者が思わず、
「こんな丁寧にやってたら1日に何人もこなせないんじゃ…」と漏らすと、

みやさんは、
「せっかく来てくれたんですから満足して帰って頂きたいじゃないですか(笑)」
と笑いながら一言。

この言葉を聞いて、ピンに熱心なファンが大勢いる理由を実感した気がしました。

最後はパターのフィッティング!(その9へ)

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