Extra Report 11_04.

『G15シリーズ&i15シリーズ、INパターシリーズの試打会に行ってきました!その4』

【G15フェアウェイウッド&i15フェアウェイウッド】
ドライバーに続き、お次はフェアウェイウッドです。
やはりここで驚いたのはi15フェアウェイウッドでしょうか。

なんといってもヘッドが小さい!
G15と比べても更に小ぶりな作りになっていて、
これはぜひ初代ラプチャーFWと比較してみたいなと思いました。
実はフェアウェイウッドのみ写真を撮り忘れてしまいました…(^_^;)。こちらはi15ドライバーのヘッドカバーですが、デザインがG15のものとは全く異なります。
打ち比べてみたところ、社長はG15、管理人はi15に好感触。
小さくて軽い分i15の方が操作しやすく感じたのかもしれません。
ちなみにG15フェアウェイウッドの慣性モーメントはG10より23%アップとのこと。
より易しく、という方向性はドライバーと一緒なわけですね。※1
写真がゼロなのはさすがに寂しいので、受付で頂いたDVDに入っていた画像データを紹介。ドライバー同様、i15の方はホーゼルが長く重心もやや高めです。
打感に関してはどちらも似たような感じで、
G10フェアウェイウッドをイメージしてもらえばかなり近いと思います。
フェアウェイウッドに関してはどちらもハイレベルにまとめられている気がしました。
G10フェアウェイウッドが好きな方はこれからどちらを選ぶか楽しみが増えると思います。



【フェースがぶれない!オートマチックさが魅力のG15ハイブリッド】
今回発表された新製品の中で最も驚きが大きかったのがハイブリッド。
先のページでも比較写真を紹介させていただきましたが、
G15ハイブリッドはまるで「タラコ」のようなボテッとしたデザイン
「こいつは捕まりまっせー!」と言わんばかりにグースが入ってます。最初はかなりの違和感でしたが、打ってみて一発で気に入りました。安定感が凄いです。
ちなみにこのG15ハイブリッド、
今回発表された新製品の中でも旧モデルとの数値的な違いが歴然で、なんと
慣性モーメントは49%増加、飛距離のバラつきに至っては73%も軽減されているとのことです(G10に比べて)。
ピンは基本的に数値でわかる進歩がなければ新製品を出さないので、
そういった意味での安心感はあります。

が、
G15ハイブリッドに関しては見た目があまりに大きく変わりすぎてしまったので、
正直なところ、打つ前の不安感・違和感が一番大きかったですね。
というわけで打ってみると…、これ、めっちゃめちゃいいじゃないですか。
今使っている初代ラプチャーの軽い打感・飛距離も捨てがたいんですが、
それ以上にこのフェースのぶれなさ、安定感に惚れました。※2
ピンの現行ハイブリッド中、最も易しいモデルであると断言しちゃいます。
パッと見だと重心が高そうに見えるデザインですが、トゥ側に大きなウェイトパッドが埋め込まれていて、これにより慣性モーメントが大幅アップしているとのこと。
あえて気になる部分を挙げるとしたら、
見た目の印象もあると思いますが、ラフでの使用感はどうかという部分ですね。
これは試打クラブをお借りして、ぜひ実地で試してみたいところです。



【i15ハイブリッドは操作性の高さとクールな見た目】
非常に特徴的なデザインだったG15ハイブリッドとは逆に、
トラディショナル(伝統的)なデザインだったのがi15ハイブリッドです。
(ユーティリティの登場は割と最近なので、トラディショナルという言葉はそぐわない気もしますが)
ミニフェアウェイウッド?といった雰囲気のi15ハイブリッド。非常に癖が無く、フェアウェイウッドからの繋がりも違和感がなさそうです。
スロープドクラウン※3が非採用になった分、
球の上がりやすさ(重心の低さ)はラプチャーV2に軍配が上がるらしく、
ドライバーやフェアウェイウッドと同様、このハイブリッドも
高い操作性を求める競技志向ゴルファーをターゲットとしているようです。
ご覧の通り、グースはまったくといっていいほど入っていません。ピンクラブは見た目がちょっと…という人も違和感無く使えるのは間違いないです。
打ち比べてみたところ、捕まりの良さはG15の方が上に感じました。
i15ハイブリッドは社長がお気に入りだったようですが、
これは操作性と見た目を重視する上級者ならではの視点といえるでしょう。
確かに、手元で細かい操作をした時に
敏感に反応してくれそうなのはi15ハイブリッドでした。

また、このクラブは構えた際の見た目が非常〜に美しいです。
ユーティリティクラブが最近幅を利かせていることを考えると、
大手量販店などに並べるだけでかなりの人気が出る商品だと思います。
「美しい」という表現がぴったりくる半円型のヘッド。ロフトは17度、20度、23度と、アスリート向けのラインナップです。
ただ、そこで「何もせずとも売れる商品」というところにあぐらをかいて、
「フィッティングせずに売られて」しまっては、
ピンというメーカーの本当の良さが伝わらないまま売り上げだけが上がるという、以前日本でピンパターが流行った時と同じ過ちを繰り返してしまう気がします。
『その先にあるのは「一過性のブーム」であり、未来は無い』ということ。
販売する我々がきちんとそれを理解し、日本のお客様に
「ピンはフィッティングとクラブがセットなんですよ」
「アメリカではまず最初にフィッティングしてもらい、
 お客様の体格やスイングに合わせたクラブを売っているんですよ」

と伝えることが必要不可欠です。
もちろん「フィッティングのメリット」と共に。※4


「フィッティングして、初めてクラブ本来の性能が引き出せる」

それこそが、当サイトが一環してお客様に伝えてきたことですから。



次はどちらもわかりやすい進化!G15&i15アイアンです!

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