Staff Report 03.

『G10アイアン(とG10ハイブリッド)も試打してみました。』

▼ 試打クラブの一部が届きました! ▼
10/9にG10シリーズの試打クラブが届きました(G10フェアウェイウッドは無し)!
前回打てなかったG10アイアンも今回はしっかり打ち込むことができましたので、
きちっとレビューしていきたいと思います※1


▼ 相変わらずの易しさ『 G10 アイアン 』 ▼
さて、まずは前回試打できなかった『G10アイアン』からレビューしていきましょう!
届いたアイアンを見てまず思ったのは「あれ?G10も仕上げ変わった?」でした。
とりあえず、G5 SLアイアンと比較した下の写真をご覧下さい。
G10アイアンとG5 SLアイアンの構えたイメージを比較した写真
いかがでしょう?
i10のようなサテン仕上げではありませんが、G5 SLに比べると
グッと落ち着いた渋めの(大人の?)色合いに仕上がってますよね。
ちなみにグースの度合いやヘッドの大きさはG5 SLとほぼ一緒でした。
G5 SLからG10への移行に関しては違和感無くいけそうです。

見た目を確認した後は、実際に打ってみます。
なんといってもこのサイトがピン専門店になるきっかけを作ったのが、
『G5 SLアイアン』ですから、その期待はいやがおうにも高まります(笑)。
ちなみに今回試打したのは7番アイアンで、シャフトはAWTのフレックスR。
普段はZ-Z65のSを使っているのでこの試打クラブは若干柔らかめですね。




…(試打中)



やっぱいい。これはいいですよG10アイアン。
擬音にすればパシュ…!パシュ…!とでも言ったらいいでしょうか。
インパクト時に感じる心地良い打感と相変わらずの抜けの良さ。
慣性モーメントがG5 SLよりアップしているからなのかもしれませんが、
とにかく打ち出し方向が安定しているのには驚かされました。

また、最近筆者は大きなヘッドが苦手になってきていて、苦手意識から
くるミスショットも結構多かったんですが、こちらがミスしたと思っても球筋
にそれほど影響がありません。このミスへの寛容さがピンらしいですね。

G10アイアンのソールとウェイトの写真
さて、上の写真はG10アイアンのソール(左)とウェイト部分(右)です。
G5 SLと同様のワイドソールですが、ほんのわずかに後方が反り上がってます。
G10アイアンとG5 SLアイアンの側面からの写真
↑側面からの写真でG5 SLアイアンと比較。ソール後方が反り上がってます。

同様のデザインは実は『ラプチャーJアイアン』にも採用されていて、
広いソールの後ろ側がライに激突しないための配慮のようです。
このソールデザインが影響しているのか、G5 SLよりもさらに抜けが
良くなっているようです。

グース嫌い!トップブレード厚いのイヤ!という方には難しいかもしれませんが、
前モデルのG5アイアンが2006年の全英女子OPを制していることを考えると、
「グース=初心者向け」「トップブレード厚い=初心者向け」と簡単に断じて
しまうのは早計じゃないかなと思います。ゴルフはミスの出にくいクラブを
選んだ方がやっぱりスコアアップに繋がりますしね。

G5 SLのいいところを受け継ぎつつ正統な進化を遂げた『G10アイアン』。
これはお勧めです。ぜひ。


▼ 『 G10 ハイブリッド 』ももう一度試打してみました ▼
G10アイアンを打った後、G10ハイブリッドの21度も試打してみました。
前回打ったのが18度だったので、21度になるとかなり易しく感じますね。
軽く振って上から当てるだけで、ボールがフワッと舞い上がってくれます。
本当、ロングアイアンいらずの便利なクラブだと思います。

打感はラプチャーに比べると「カチッ」とした金属的な感触。
余裕があればラプチャーの方が…という印象は変わりませんが、
コストパフォーマンスの良さとロフトラインナップの充実ぶりを考えると、
これもまた売れ線のモデルだなぁ〜と感じました。
G5ハイブリッドとG10ハイブリッドの比較写真

ちなみに一緒に試打したオカムラ社長いわく、
「ラプチャーみたいに打ち込まなくても飛ぶな、これ」
とのことです。

これはソールにタングステンニッケルを貼り付けて低・深重心化を目指した
ラプチャーハイブリッドと、単一素材でできているG10ハイブリッドの大きな
違いかもしれません。G10は複合素材のラプチャーほど強力な低・深重心
にはなっていない気がするんですよね。

例えば筆者が打ち比べてみて易しさを感じるのは明らかにラプチャーの方
なんですが、これは筆者がハイブリッドを完全にアイアン感覚で振っている
ことが関係していると思います。

というのも、鋭角に打ち込んだ時にボールが上がってくれるのは、より低・深重
心化が進んでいるモデルの方だからです。なので、アイアンのように打ち込む
方に向いているのはラプチャーの方、ということになるかと思います。
(聞いてみると社長はウッド感覚でハイブリッドを振っているようです)

ちなみにハイブリッドはG10、ラプチャー問わずロフトが大きくなるにつれて
「急激に」易しくなります。18度と24度ではもう全然プレッシャーが違いますね。
24度でも飛距離は十分すぎるくらい出ますので、まず1本欲しいという方は
24度から揃えてみることをお勧めします。G10、ラプチャーどちらにも24度は
ラインナップされていますしね(^。^)。

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