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ピンのおはなし
Extra Report 22_03
Extra Report 22_03.
【ソール、ホーゼル、オフセット…大きく変化したグライドウェッジ ES】
さて、今回GMaxアイアン、iアイアンと同時発表されたのがこちら、

グライドウェッジ ES(アイ・ソール)です!
名前が示す通り、中央が窪んだソール形状は名器EYE2サンドウェッジとそっくり。
このソールがショット時にどんな効果をもたらすのか、という点はもちろん、
このESモデルが他のモデルとどのように異なるのかをまとめてみました。
【EYE2が名器と呼ばれた理由】
EYE2サンドウェッジといえば中央の窪んだソールが特徴ですが、
「名器」と呼ばれるに至った理由は当然これだけではありません。
EYE2の登場後、似たようなソールのモデルが多数発表されたにも関わらず、
どれも定着せずに廃れていったのには当然理由があるのです。
EYE2サンドウェッジにあって、
他社の「EYE2風」ウェッジになかったその特徴は、
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の3つです。
そして、そのどれもが今回の「グライドウェッジ ES」に採用されています。
まずは一つ目のネックについてクローズアップしてみましょう。
【バンカーでホームランしないよう設計されたネック形状】
下の写真はグライドウェッジのSS(スタンダード・ソール)と、
ES(アイ・ソール)の比較イメージになります。

このように画像で比較すると一目瞭然ですが、
ESはネックの位置が非常に低く、そして先細りに作られています。
これには2つの理由があります。
ひとつは、
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もうひとつは、
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です。
フェースを開いて「絶対に出すぞ!」という意気込みでショットしたものの、
思っていたより砂質が硬く、ヘッドが砂に弾かれホームラン…
そんな経験のある方は多いと思います。
EYE2サンドウェッジはネックの位置を低くして先細りにすることで、
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危険性を排除していたのです。
グライドウェッジ ESではこのEYE2独自のネック形状を採用し、
バンカーショットを更にラクにこなせるよう調整しました。
ちなみにSSモデルに比べると、
ESモデルではネック部分の抵抗が7%小さくなっているそうです。
【砂に潜りすぎるのを防ぐ独自のソール形状とバウンス】
しかし、砂に潜り込みやすい=ヘッドが砂に刺さってしまうということでは?
上の説明で、そんな懸念を抱かれた方も多いと思います。
その懸念を解消してくれるのが下の画像になります。ご覧ください。

これはEYE2 XGウェッジのヘッドを横から見た写真ですが、
ソールの前方は砂に入り込みやすいよう尖っていますね。
逆に、ソールの後方は砂に潜り過ぎないよう、グイッと出っ張っています。
このようにソールのバウンス角が2段階になっていると…


と、ヘッドの動きも2段階になります。
つまり、砂に入り込みやすい特徴を持ちながらも、
ヘッドが砂に刺さりすぎず、適度な距離を滑ってくれるというわけです。
EYE2サンドウェッジの生みの親、カーステン・ソルハイムは、
今から30年以上も前にこのデザインを考案していたのですから恐れ入ります。

当然、今回のグライドウェッジ ESにも同じ構造が採用されています。
ただ単にソール中央を窪ませるのではなく、きちんとバウンスは2段階に。
多少手前からヘッドが入ってしまったとしても、
ソールが滑ってくれるお陰でしっかりボールを拾えます。
更に、フェースを開いた場合はよりバウンスが効くように設計されているため、
柔らかい砂の時はフェースを開けばより脱出しやすくなります。
多種多様なバンカーに対し、しっかり対応できるよう予め設計されているのです。
【大き目のオフセットでより球を上げやすく】
また、グライドウェッジ ESはその他のソールのモデルに比べ、
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画像でご覧頂ければ一目瞭然ですが、

ご覧の通り、かなりグース(オフセット)が強くなっています。
これは他のモデルに比べて球が捕まりやすいだけでなく、
フルショットでは球が上がりやすくなり、
ピッチショットでは柔らかい球が打てることに繋がります。
【グライドウェッジ ESのモデルとしての位置づけ】
グライドウェッジのWS(ワイドソール)モデルは、
極端に鋭角に打ち込む人でもソールが砂に潜らないような設計です。
どうしてもバンカーが苦手で苦手で…という方には最適なモデルです。
しかしその分、ピッチショットではソールが地面に弾かれやすく、
多彩なショットは打ちにくいという特徴もあります。
逆にTS(シンソール※1)やSS(スタンダードソール)モデルは、
ロブショットなど多彩なショットに対応できるものの、
バンカーショットが極端にラクになるモデルというわけではありません。
つまりグライドウェッジ ES(アイ・ソール)は、

と言えるでしょう。
個人的には…
アプローチ用 → グライドウェッジ SS 52度(スタンダードソール)
バンカー用 → グライドウェッジ ES 56度(アイ・ソール)
ロブショット用 → グライドウェッジ TS 60度(シンソール)
という流れでセッティングを組みたいなと思います。
状況によっては56度で軽く浮かせてから転がしたい場合もあるので、
基本バンカー用ながら、ESにすることで多少自由度を持たせておきたいなと。
これがウェッジ2本体制の場合は、
アプローチ用 → グライドウェッジ SS 52度
バンカー&ロブショット用 → グライドウェッジ ES 58度
といった感じでしょうか。
ウェッジ2本だと、ソール後方が削れていて砂に潜るがままになりやすい、
TSモデルを入れるのはちょっと難しくなる気がしますね。
バンカーが苦手でしょうがない!という方はWSの58度に置き換えれば、
より確実にバンカーから脱出できるようになるかと思います。
この辺のクラブセッティングを考えるのは、ゴルフの楽しみの一つでもありますね。
特にウェッジの選択はコース攻略の組み立てに直接影響してきますから、
普段自分が良く打つショットをしっかりと見極めて、
最適なモデルを選んで欲しいと思います。
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最後はケーデンス TRパターの最新モデル3種にクローズアップ!