トップページピンのおはなしExtra Report 16_01
Extra Report 16_01.【既存モデルとの違いは一体どんな部分なのか?】
9月1日の発売を前に様々なサイトで特集が組まれているピンの2013年新モデル、
既にG20、i20と現行シリーズが存在する中、
このモデルは果たしてどのようなポジションにあたるのでしょうか。
気になるポイントを実際に試打して比較してみました。
【まずは新生アンサーアイアンから】
まずは「アンサーアイアン」です。
ちなみにこのモデル、基本構造は旧モデルとあまり変わっていないんですよね。
軟鉄鍛造の中空構造、そして大きなタングステンソールが特徴です。
新しい要素と言えばキャビティ部に設けられた「スタビライジング・バー」と、
トップラインを薄くしてオフセットを小さくするという処理のみ。
ここまでは情報として入ってきていたのですが、
ピンは結構公式にアナウンスしない変更があったりするので、
実際に打って確かめてみたくなったわけです。
小一時間ほど打ち比べてみて、感じたことを以下にまとめてみました。
と、こんな感じでした。
ちなみに、球の上がりに関してですが、ピンUSAの公式アナウンス※1では、
i20 > 新アンサー > 旧アンサー > S56
(左のものほど球が上がりやすい)
となっていますのでご参考までに。
今回の管理人の試打感想とは大きく異なりますね。
(管理人は新アンサー > 旧アンサー > S56 > i20 と感じました)
i20で球が左右にぶれていたのも、こういった感想になった原因かもしれません(^_^;)。
第一印象としては「新アンサーは打感がいい!」です。
旧アンサーとS56&i20の打ち比べではわかりにくかった打感の違いが、
新生アンサーとの比較になると
と明確に感じられました。これは感覚の鈍い管理人でもわかるレベルでしたので、
ぜひフィッティングの際に打ち比べて体感してほしいところです。
上のインプレッションにも書きましたが、新生アンサーには
がありますね。
この柔らかいというか「粘る」感触が軟鉄特有のものなのかなと。
新アンサーと旧アンサーで打感がこうも違うとは思わなかったので、
その辺にもちょっと驚きを覚えました。
【なぜ打感が異なるのか】
では、なぜ旧アンサーと新アンサーで打感が異なるのでしょうか。
影響を与えていると考えられるのはキャビティ部の「スタビライジング・バー」と、
デザイン変更されたCTP(カスタム・チューニング・ポート)かなと。
(その他の基本構造は、上で説明した通り大きな変更が無いので)
ちなみにこのバー、基本的には弾道とスピン量を調節するための機構です。が、
「キャビティの下部と上部をバー状のもので接続し、フェースの揺れを抑える」
という構造はこれまでもピンのアイアンで数多く採用されて※2おり、
新生アンサーアイアンの「スタビライジング・バー」が同様の効果を持っていると考えるのはあながち的外れではないと思います。
そしてもう一つは新しいデザインのCTP。
以前のものとは異なり、新アンサーアイアンのCTPはかなり厚みがあります。
ちなみにアンサーウェッジもインパクトエリアの背面を厚くしており、
それにより心地よい打感を実現しています。
フェース背面そのものを厚くするか、CTP部分を厚くするかの違いはありますが、
この変更も心地よい打感を実現している理由の一つではないかなと。
外観の違いから打感について考察できるのはこのくらいでしょうか。
ちなみにインパクト時の音もとても良く、
社長も新生アンサーアイアンには好印象を持ったようです。
う〜む、なにやら図らずしてべた褒めな記事になってしまいました。
ただ、本当に欠点の少ないアイアンです。
あとは価格がもっと安ければ言うことなしですね。
最後に、商品としてのアンサーアイアンのポジションですが…
「見た目の難しさを基準にすると、S56とi20の間」
「打ってみての易しさを基準にすると、i20とG20の間」
といった感じでしょうか。かなり広範囲の方が使いこなせるアイアンだと思います。
続いてはドライバーなどウッド類にクローズアップ!