Extra Report 14_07.

『G20シリーズ&アンサーウェッジ・パター&シドニーパターの新製品発表会に行ってきました!その7』

【Gシリーズの最新フェアウェイウッドは相変わらずの高性能】
そして次にAさんが説明してくれたのがG20フェアウェイウッド。
Gシリーズのフェアウェイウッドに駄作無しと(個人的に)思っている管理人、
思わず身を乗り出してしまいます。そろそろG10から変えたいというのもありまして…
G15FWとG20FWを両方持って比較中のAさん。画像だとわかりづらいですが、G20はG15に比べかなりヘッドが大きくなってます。
まずパッと見で「変わったな」と強く感じたのはヘッドサイズ。
ヘッドが後方に広がってかなり大きくなりました。
半月形だったG15に比べ、G20は円形に近づいていますね。
ヒール側も膨らんだので、構えた時の安心感も高まったような気がします。
左がG15、右がG20です。ご覧の通りこれだけ形状に差があります。AさんによるとG15に比べ後方に7.6mmも広がっているそうです。
これだけ見た目が変わったということは、当然ヘッド体積も変わってきます。
G15フェアウェイウッドと比べ全番手で体積は11〜13cc増えているとのこと。
(余談になりますが、G10と比較すると17〜20ccほど体積が増えています)

  #3 #5 #7 #9
G10のヘッド体積 147cc 144cc 142cc 139cc
G15のヘッド体積 154cc 151cc 147cc 140cc
G20のヘッド体積 165cc 164cc 159cc 152cc

ヘッドが大きくなった分フェース面を横に伸ばし(G15と比べ3.5%投影面積が拡大)、
これにより慣性モーメントも大幅に増加。
打ち出し角の安定性が4%アップ、
方向と飛距離の安定性が25%(!)アップ
したそうです。
G15(左)とG20(右)のフェース面を比較。G15に比べ、G20はフェース下面が広くなっている。
ちなみにヘッドが大きいといっても初代ラプチャーやラプチャーV2ほどではないので、
初心者〜上級者までを対象にできる適度な大きさに合わせたのかもしれませんね。
管理人も「今回はヘッド大きくなったな〜」とは思いましたが、
かといって違和感を感じるようなことはありませんでした。
こちらはプレーヤーテストの結果。初速(Ball Speed)は上がり、スピン量(Spin Rate)は200回転ほど少なくなったとのこと。
ちなみにドライバーと同様、ソール後方のウェイトパッドも大型化してます。
以前はソール後方が少し膨らんでるだけ、といった感じでしたが、
G20ではかなり大きくなってパッドが目立つようになりました。
G15と比較して重心深度は3.8mm深くなり、重心も1.3mm低くなっています。
(今まで以上に高弾道、低スピンになったと考えてください)
ソール後方の膨らみが「エクスターナル・ソール・ウェイトパッド」。慣性モーメントを大きくする効果をもたらします。右下のG15よりウェイト部分が大きくなっていますね。
そして試打してみた感想ですが、これが「易しい!」の一言です。
初打ちで感じられた違いですが、左右のブレが一段と少なくなっていますね。

打感はG15とほぼ変わりませんが、易しいので以前より更に思いきり振っていけます。
スピン量が減っている上に球が上がりやすいという話ですから、
単純に、振れば振るほど飛距離は伸びるはず。
これはちょっとコースで試してみたいなと思ってしまいました。

今回試打したヘッドは4番のみ、
シャフトも「TFC330F S」「TFC330F Tour SR」のみでしたが、
こちらに関しては「Tour」の方もそれほど違和感無く振れた気がします。
ただ、管理人はフェアウェイウッドのみプロロンチレッドのXを刺してるんですよね。
その辺を考えると、硬いシャフトに慣れているというのもあったかもしれません。

どちらにせよ、相変わらずいいフェアウェイウッドを作るなぁといった感想です。
数値性能の高さがジワリとスコアアップに通じていく、そんな印象を受けました。



G20ハイブリッドはライ角がフラットになるなど細かい部分がリニューアル!

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