Extra Report 14_03.

『G20シリーズ&アンサーウェッジ・パター&シドニーパターの新製品発表会に行ってきました!その3』

【G20シリーズ、ついにお目見え!】
そしてお待たせしました!ついに新製品の紹介です!
新製品の説明担当はもちろんAさん。後ろに小さく写っているのがマーケティングディレクターのOさんです。
まずは今回の目玉となる「G20シリーズ」のブランドポジションですが、
従来と同様幅広いユーザー層に対応できるスタンスは変わらず、
ウッドに関しては初心者から上級者までを今まで以上に大きく囲い込む形になるようです。
i15とK15の牙城に大きく食い込むG20。ピン契約プロのウッド利用率も概ねこんな感じです(K15よりi15の方が多いですが)。
実際、G15ドライバーは非力な女子プロからババ・ワトソンのような
ハードヒッターまで多くのツアープロに愛用されています。
使用率の高さは「ツアープロも(ウッドに関しては)易しいものを求める」
ことの証明でもあるわけです。



【クローズアップ!G20ドライバー!!】
さて、G20ドライバーですが、
まずは頂いたカタログより前作からの変更点をご紹介。

・ボディに811チタンを採用
 素材が今までの単一チタンから変わりました。
 ボディには811チタン、フェースには6-4チタンを採用しています。
 ちなみにこの変更でボディの重量は2%軽くなったとのこと。

・G15よりも更に横長のロングフェース設計
 ボディの軽量化に成功したことで設計自由度も高まります。
 G20はG15より4%横長のフェースにデザインされており、
 この変更で慣性モーメントが更に向上。
 方向性と平均飛距離(飛距離増に関しては別の要素もあるので後述)も
 共に約10%向上しました。
 またフェースの投影面積は約3%広くなっているそうです。
 よりミスヒットに強くなったわけですね。

 クリックで拡大写真と説明を表示します。

・ソール後方のウェイトパッドが更に進化
 フェースを横長にするだけではなく、ソール後方のウェイトパッドも大型化。
 こちらの改良でも慣性モーメントが向上しているほか、
 G15ドライバーに比べ4%の深・低重心化に成功しています。
 今まで以上に球が上がりやすく、
 なおかつ低スピンで打ち出せるということになります。

 クリックで拡大写真と説明を表示します。

「ツアープロも易しいものを求める」というAさんの説明通り、
ここまでは正当進化的な改良が施されている感じですね。
特に「数値面で上回るものでなければ新製品を出さない」という、
ピンのポリシーに沿った製品であることはこれらの情報で十分見て取れます。



【渦巻くピンゴルフジャパンの野望(!?)】



しか〜し、重要なのはここから。ここからです。
皆さんご存知の通り、日本人の飛距離に対する執念たるや半端なものではありません。
今までもピンゴルフジャパンはそれを承知の上で市場展開してきていると思います。

しかしピンの場合、
飛距離を求めるゴルファーに対して「フィッティングして最も飛ぶスペックを探せば良い」と勧めてしまうメーカーです。
(いや、これ自体は至極正論なんですが)。

が、日本にはそもそもフィッティング拠点が少なすぎます。
じゃあ拠点を増やせばいいのではと思いますが、
拠点を増やすには当然大きな投資が必要。

で、投資するにはより大きな売上を上げる見通しが立っていなければなりません。
目標とすべきゴールは見えているのに辿りつくための手段がないという、
なんともジレンマを感じる状況だったわけです。

管理人は今回、G20ドライバーに採用されたもう一つのテクノロジーが、
この閉塞感を打開する切り札になるのではないかと感じました。
(実際ピン社でもこのテクノロジーを販売手法の最大の武器にしているようです)

なかなか面白い話になってきますので、今しばらくお付き合いください。



今回ピンが取った手段とは一体なんなのか…!?

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