【はじめに】
クッシン(Cushin)(※1)、ってご存知ですか?
ピンの一部のシャフトにのみ装着できる衝撃吸収剤です。
通常価格にプラス880円することで装着可能になるんですが、クッシンの効果に関する詳しい紹介がインターネット上にあまり見当たらず、以前から「いつか詳しく説明したいな〜」と思っていました。
また当店のご意見フォームでもよくクッシンについて質問のメールをいただくので、「どうせなら特集ページを作って紹介しよう!」と思って作ったのがこのページです。普段見ることのできないクッシンの写真やその効果、どういう方にお勧めなのかなどを詳しくご紹介していきますよ〜♪
【いつ登場したの?】
かなり歴史は古く、初登場したのは今から10年前の1998年です。2008年度版のカタログにもクッシンは掲載されており、息の長いオプションサービスであることがわかります。
【効果は?】
ミスショット時の衝撃を吸収し、手に伝わる不快な打感を軽減する効果があります。
ミスショットした時の嫌な打感が手に残りにくいため、プレイヤーの心理状態を常にポジティブに保てるようですね。ミスを引きずったまま次のショットを打ちたくない場合などには大変心強いと思います。
ちなみにクッシン・インサートは約10グラムの重量があるため、現在使っているシャフトをクッシン入りにリシャフトすることで、シャフトそのもののフィーリングは変えずに重量アップ&打感アップを狙うこともできます。現在使っているシャフトが軽すぎてどうも…という方にはぜひお試し頂きたいですね。
【どんな形・構造をしてるの?】
写真を用意しましたのでご覧ください。
ご覧の通り、特殊素材(フニュフニュしてます)でできたチューブと、その中に埋め込むボールベアリングで構成されています。ベアリングはチューブを内側から押さえつけてシャフトに密着させるためのものですね。これはデモ用のクッシン入りシャフトなので簡単にクッシンを取り外せますが、もう一度入れ直してみるとかなりミッチリした感じです。これだけしっかり密着してればこの位置で衝撃が吸収されるのも納得。といった感じでした。
【どういう時にお勧め?】
あくまで個人的なイメージですが、「i5からi10への買い替え」や「i3 O-SizeからS58へ買い替え」など、ヘッドが大きいものから小さいものに買い換える際にお勧めではないかと思います。というのも、大きいヘッドから小さいヘッドになるとどうしても最初のうちはミスヒットが増えるので、クッシン入りのシャフトを使うことで少しでもその難しさが低減されると思うんですよね。
特にi10は芯を食った時の打感は素晴らしいのですが、芯を外すと結構手が痺れます(笑)。なので大きめのヘッドサイズのアイアンからi10へ買い換える時はクッシン入りシャフトを使ってみるのもいいんじゃないかなと思います。もちろんその分重量も重くなりますので、その辺をしっかり検討して…といった感じですね。
【最後に】
いかがでしたか?クッシンは若干マニアックなオプションかもしれませんが、現在のアイアンの打感をもう少し向上させたい、またはヘッドサイズの小さいモデルに挑戦したいという方にとってはなかなかお勧めのオプションだと思います。正直クッシンをここまで大きく取り上げているところはあまりない(笑)と思いますが、少しでも皆様に興味を持っていただけたら幸いです。アイアンのリシャフトも当店では受け付けております(ご意見フォームからどうぞ)ので、ぜひお気軽にご相談ください。