Extra Report 18_06.

『i25シリーズ&カーステンシリーズ特集!その6(カーステンハイブリッド&アイアン)』

【100切りを目指す方&シニアの方に!】
2014年度の新モデルとしてラインナップされた「カーステンシリーズ」。
i25シリーズと比べて情報がかなり少ないため、
どんな製品なのかいまいち掴めていない方も多いかと思います。
というわけで、この製品を一言で説明してしまうと、
ピンの現行クラブ中最も易しい、100を切りたい方のための、超パフォーマンス重視クラブ!!
です!!

ハイブリッド、アイアン共に、
ミスに易しいラージヘッド&ワイドソール、超高慣性モーメントで曲がりが小さいダフりトップこすり球に強く高弾道
と、ゴルフを易しくするための要素が(これでもかと)満載。

「初めてゴルフに触れる方」「もう少しで100が切れそうという方」
にとって、このクラブがもたらす恩恵は相当なものになるはずです。

また軽量カーボンシャフトが標準ラインナップされているので、
「シニアの方」にとってもこのクラブは強い味方になりそうですね※1

ちなみに、その分デザイン的にはやや極端な方向に振れていて、
「ヘッドが大きすぎてびっくりした」「曲げようと思っても曲がらない」
など、中上級者の方がクラブに求める要素とは異なる部分があるかもしれません。
そういった方はG25やi25、アンサーやS55といったモデルを選択すべきでしょう。



【アイアンとしての易しさは カーステン>G25>i25>S55】
というわけで、
カーステンシリーズがどのように他のモデルと異なるのか確認していきましょう。
まずはアイアンのヘッドサイズですが、
現行アイアンの構えた際の見た目を比較
ちなみに数値的には、
G25と比較して約3.2%フェースが長くなっているそうです。
ソール幅は7番で約20%、PWで約25%ほどG25に比べて広いとのこと。
約20%ソール幅が広いと、見た目的にはこのくらい違います。G25が従来に比べシャープになったため、性能面ではかなり違いが出てきそうです。
またG25と比較して、
上下の慣性モーメントが約8%、左右の慣性モーメントが約9%、
大きくなっているとのことです※2
現行モデル中最もミスに寛容なG25より更に易しいということで、
芯を捉えにくい初心者の方でもかなりミスを軽減できるはずです。

そしてもうひとつ重要なポイント。
7番アイアンでロフトを比較した際、「G25よりカーステンの方が1.5度立っています」が、「打ち出しの角度はG25もカーステンも同じ」なのです。
通常ロフトが立っているクラブほど球は上がりにくくなりますから、
カーステンはそれだけ易しく球を上げられるモデルだということです。

「残りあと120ヤード、これで2オンして2パットなら100を切れる!」

そんな大事なショットで

「ダフってしまい球が上がらず、結局ダブルボギーで100切りならず…」

そんな経験はありませんか?

カーステンアイアンは、そんな時にミスをフォローしてくれるクラブです。
G25も非常に易しいクラブなのでそういった要素はありますが、
カーステンアイアンほどミスフォロー能力に優れたクラブは、
ピンの現行モデルには今のところありません。

「あと少し」「もう少し」というところでベストに届いていない方は、
ぜひカーステンアイアンでベストを更新してもらいたいですね。



【現行ハイブリッド中最大のサイズ!カーステンハイブリッド】
続いてハイブリッドですが、
こちらも画像を見て頂いた方が話が早いかと思います。
まるでフェアウェイウッドと見紛うようなヘッドサイズの大きさです。幅広のソールはダフっても芝の上でよく滑るため、ミスの影響を最小限に抑えてくれます。
画像だけ見たら本当に「フェアウェイウッド?」と勘違いしそうになりますね^^;
アイアンと同様ハイブリッドのヘッドサイズも、
現行モデル中最大になるよう
設計されています。
重心も(当然ながら)非常に低く深く設計されており、球の上がりやすさは抜群。
とにかく「易しさ」「寛容さ」に特化したシリーズ
なんです。

ちなみにカーステンハイブリッドの構造ですが、
トゥとヒールにしっかりウェイトを装着し、慣性モーメントを大幅に高めています。多少芯を左右に外したぐらいなら曲がりに影響しないレベルです。
またフェース面をG25ハイブリッドと比較してみると、
G25ハイブリッドとカーステンハイブリッドのフェース面を比較した画像
ご覧の通り、カーステンハイブリッドの方が長方形に近い形状をしています。
その分重心が低くなり、より易しくなっているわけですね。
G25ハイブリッドとカーステンハイブリッドの側面を比較した画像
側面画像で比較してみても、
カーステンハイブリッドの方がより低重心を意識しているのがわかります。



【番手ごとの飛距離差を明確にしてくれる工夫】
また上でまとめたような機能面での違いだけではなく、
ロフト角やシャフト長をあえて不均一にし、番手間の飛距離の差が
しっかり出るようにしている
のもカーステンシリーズの大きな特徴です。
たとえばハイブリッドであれば、19度、22度、25.5度と、ロフトが不均一に設定されています。
シャフトの長さ間隔こそ均一ですが、番手ごとにきちんと飛距離の差が出るよう、
ウェイトの位置なども個々に調整されているのです。

このような設計はアイアンにも共通しており、
アイアンではロフト間隔だけでなく、シャフトの長さも不均一に設定されています。
おまけにカーステンアイアンは標準シャフトもG25やi25とは異なり、
軽量かつ高弾道、スピン量が多い「CFS DISTANCE」が採用されています。
なるべく球の上がりやすいシャフトにすることで、
ミスした際も飛距離のロスを抑えてくれるわけですね。

と、初心者の方がひっかかりそうな部分をしっかりフォローしてくれる、
そんなクラブがカーステンシリーズです。

「もうちょっとでベストスコア…!」

という方は、
騙されたと思ってこのシリーズを使ってみてほしいですね。
価格的にもG25より少し高いくらいで抑えられているので、
以前同じ立ち位置に存在した「K15」シリーズよりかなりお買い得。
クラブそのものも個性的で、実にピンらしい製品だと思います。
このシリーズからピンに入ってみるのも、かなり面白いかもしれませんよ!




最後はカーステン TRパターにクローズアップ!

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