Extra Report 18_04.

『i25シリーズ&カーステンシリーズ特集!その4(i25ハイブリッド)』

【アイアン感覚で構えられる新型ハイブリッドが登場!】
ドライバーやフェアウェイウッドと異なり、
大幅にデザイン変更されたのがi25ハイブリッド。
i25ハイブリッドとi20ハイブリッド、上から見たイメージの比較
どちらかというと「ウッド寄り」のデザインだった前作に比べ、
i25ハイブリッドは

 「すらっとした縦長のヘッド」
 「大きく付けられたオフセット(グース)」
 「フラットなフェース面」


と、若干アイアンに近い形状で生まれ変わりました。
前作と比較してヘッドは約12%コンパクトになっている
とのことですが、数値以上にシャープになったように見えます。
また今作のコンセプトは
「狙い打つ」イメージが湧きやすいヘッド
とのこと。
言われてみると確かに、直線的で狙いが付けやすそうなデザインですね。

ツアープロはハイブリッドでも当然のようにピンを狙っていきますから、
丸みを帯びたウッド的形状だとイメージが湧きにくかったのかもしれません※1
となると、i25ハイブリッドは
飛距離を出しつつピンを狙うクラブ
位置づけとしてはそんな感じでしょうか。



【見た目はコンパクトでも易しさはアップ!】
また、ヘッドこそコンパクトになりましたが、
クラブとしての寛容さはi20ハイブリッドよりむしろ高まっているとのこと。
それでは数値面での比較を見ていきましょう。
まずは慣性モーメントから。
上下左右の慣性モーメントがアップ!
上下の慣性モーメントがかなり大幅にアップしていますね。
これはすなわち「芯を上下に外しても飛距離の差が出にくい」ということです。
「ダフり、トップに強い」と言い換えることもできますね。

左右の慣性モーメントはそれほど変わっていませんが、
ヘッドが小さくなっているにもかかわらず、
現状維持どころかより易しくなっているのはさすが
といったところでしょうか。

そして次は打ち出し角度とスピン量ですが、
打ち出し角はアップ、スピン量も増加!
となっています。
ロフトの小さい番手でも球を上げやすくなっていますね。

またスピン量が増えると吹け上がりが心配…という方もいらっしゃると思いますが、
ロフトの多い番手は重心位置を前方にしてスピン量を抑えています。
ご覧の通り、ロフトの寝た番手ほど重心が前にくるようになっています。吹け上がりの少ない強い弾道で、直線的にピンを狙うことができるわけです。
ボールを上げにくい番手は易しさ重視、
ピンを狙う番手はスピンを抑えて強い弾道に。
このメリハリがピンのハイブリッドらしいところだと思います。



【G25ハイブリッドと比較してみると…】
それではG25ハイブリッドとも数値面で比較してみましょう。
その結果は…
慣性モーメントはG25の方が大きく、打ち出し角度もG25の方が高め。スピン量は同等。
このようになっています。

G25の方がミスに寛容で球が上がりやすい作りになっているのは、
ドライバーやフェアウェイウッドと同様ですね。

スピン量は同じですが打ち出し角はG25の方が高いので、

「G25だとちょっと球が上がりすぎるな〜」

と感じられる方はi25の方が弾道を抑えられて良いかもしれません。
逆にi20で

「球が上がらん…お助けクラブにならない…」

と嘆かれていた方は、i25ではなく一足飛びでG25を選ぶのも手かなと思います。
(i20とG25は形状も似ていますしね)

ちなみに管理人はG20ハイブリッドのグースが入った顔つき
「狙いやすいな〜」と感じていたクチなので、
打ってみて易しく扱えるようであればG25よりi25かな、と考えています。



【ガラリとデザインが変わって】
i20ハイブリッドから比べるとかなり形状が変わったので、
驚かれた方も多いかと思います。

ただ、G25、i20、アンサーの3種類がほぼ同じデザインだったことを考えると、
(性能はもちろん異なりましたが)
今回大きくデザインが変わったのは差別化ができていいのではないかなと。

どちらも性能的には易しいので、
見た目の好みで選んでもそれほど酷いことにはならないですしね(笑)。
今回は更に「カーステン」という究極に易しい新シリーズもあるので、
本当に幅広い方にピンのクラブを楽しんで頂けると思います。




次はi25アイアンにクローズアップ!

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